被災地で無免許で医療行為をした男が逮捕されました。
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20110820k0000m040104000c.html?inb=yt
現場では「医師国家資格認定証」なるカードを偽造して皆を信用させたようです。
ところで、本物の医師免許証というのは自動車の運転免許証と違い非常に大きいもので、学校の卒業証書ぐらいの大きさです。したがって、財布の中に入れて常に携帯する、というような代物ではありません。
以前、アメリカでデルタ航空に乗ったとき、機内で病人が出てボランティアで手当をしたことがありますが、その際アメリカ人のクルーが「医者なら身分証明書があるだろう。それを見せてくれないと患者を診せることはできない」といわれて困った経験があります。(このときは日本人のスタッフの方がいて、日本では医師のIDカードは存在しないことを説明し理解してもらうことができました)
参考までに実物の免許証の写真をこのブログにアップしたいところですが、偽造されると困るので掲載は見送ります。
でも「免許証を見せないなんて、この人本物の医者なの?」と患者さんが心配されると困るので、医師の資格があるか簡単にわかる方法をお教えします。
厚生労働省のHPに「医師等資格確認検索」という項目があります。
http://licenseif.mhlw.go.jp/search/top.jsp
調べたい人の名前を入力すれば本当に免許を持っているかわかります。今調べたら自分もちゃんと登録されていましたので、患者さんも安心してください。
さて、明日8/27と来週9/3の土曜日は午前のみ診察とし、午後は休診となりますので、ご注意ください。